ピレリ P6 の特徴
- カテゴリー:ミニバンタイヤ
- サイズ:14~16インチ
- 扁平率:65~55%
- 発売:2001年
製品情報
ピレリ「P6」は、コンフォートタイヤとしてのカテゴリー性能を持っていますが、オールラウンド性の高さからミニバンタイヤへポジショニングします。
「P6」はスーパーカーブーム?のころに話題となり、その頃の憧れを思い起こさせる伝統を継承するタイヤです。当然そのころとは比較できないほどタイヤ性能の向上は図られており、商品ラインアップ上ではコンフォートに位置する快適なタイヤです。
しかし、滑らかな乗り心地、転がり抵抗の低減、均等磨耗などに優れていることから、ミドルクラスのミニバンや1BOXにも推奨されます。
「P6」の特徴であるプロファイル構造は、路面との接触面にかかる空気圧分布を適正化し、タイヤの変形を最小限に抑えるようデザインされていることが謳われています。投入されているコンパウンドは、シリカに各種ポリマーを配合、高速安定性、グリップ、ブレーッキングなどタイヤ性能の向上化が見られます。タイヤ構造の高い真円度と相まって省燃費性にも優れ、経済性への貢献も謳われます。
「P6」は特にウェットでの安全性を強く訴え、トレッド面の4本の縦溝による排水効果、そしてセンターの両サイドのブロックに刻まれた細溝は、トラクションと制動力に貢献します。但し基本設計の経過が著しく、最新のタイヤと比較すると全体的に評価のポイントは低くなりそうです。グリップ性能、当たりの柔らかさ、ハンドリングなどの点で最新タイヤとの性能差は気になります。
ピレリタイヤとミニバン・1BOXの組み合わせにはやや違和感を持つ人もいるようです。でも、ピレリブランドのカリスマ性はやはり高いものがあり、ミニバン・1BOXユーザーであっても憧れのタイヤであることには変わりないように思います。但し、基本設計の古さは致し方ないかと。