トーヨー TRANPATH MP SPORTS2 の特徴
タイヤ性能
トーヨーのミニバンタイヤは、他に比較しバリエーションの豊富さが特徴です。その中でも、トーヨー「TRANPATH MP SPORTS2」は、より運動性能とドレスアップへの期待感を謳うミニバン専用タイヤです。
このタイヤの性能について確認していきます。
タイヤテクノロジー
トーヨー「TRANPATH MP SPORTS2」は、IN側は斜めカット、OUT側は縦のカットが特徴的な左右非対称パターンが採用され、グリップ力と排水性の向上が期待できそうです。
トレッド面の構造はトリプルトレッド構造と呼ばれ、転がり抵抗の低減に貢献する低燃費ベースコンパウンドに、IN側にはウェット効果があるソフトコンパウンド、OUT側はドライでの操縦安定性が期待できるハードコンパウンドで構成されています。
また、左右非対称のショルダー形状は、IN側はラウンド形状により偏磨耗を抑制し、OUT側はスクエア形状によりドライ性能を向上させるようです。
更に、運動性能を向上させるために、サイドウォールの高剛性化が図られるなど各所に強化構造が採用されているようです。
タイヤインプレッション
トーヨー「TRANPATH MP SPORTS2」の評価は、走りに対する期待感を求めるのですが、実際ミニバンでの走りに対する期待感はそれほどではなく、ハンドリングやグリップ性能と言ったスポーツタイヤ並みの印象を期待するのは難しいようです。
具体的には、ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤからの履き替えで、静粛性の高さが評価されています。また、運動性能ではハンドリングの素直さを感じることができ、運転の快適さが向上した。燃費面でも違いが感じられる。価格面でもメリットが十分というような評価など。
ブリヂストンのプレミアムコンフォートタイヤと言えば、「REGNO」ブランドが想像できます。それは特に静粛性に拘りを持つタイヤであり、その比較によってこのタイヤも静粛性に期待できることは意外。走りばかりではなく快適性への評価も悪くないか。
トーヨーの「TRANPATH」シリーズは、コンフォート性能に優れた「TRANPATH MP4」が最も注目されているタイヤです。しかし、ミニバンでも走りに対する拘りを持つ人はいる訳で、その満足を得るためにはやはりミニバン用のスポーツ専用タイヤは適しているはずです。
また、メーカーではドレスアップという訴求も展開しており、その要求にも応えられるということでしょう。
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