ＮＥＸＥＮ　Ｎ５０００ の特徴

　ＮＥＸＥＮ「Ｎ５０００」は、コンフォートタイヤとしての静粛性とアジアンタイヤでは評価が厳しいウェットでの安全性についての追求が訴えられています。

　ＮＥＸＥＮ「Ｎ５０００」は、静粛性とウェットでの安全性が強調されていますが、静粛性はピッチパターンを最適化し、また溝のエッジを婉曲にすることにより路面からの振動を減らすとしています。

　一般的にロードノイズは、「ゴォー」というタイヤノイズではなく、「サァー」というような風を切るような音ならば快適なタイヤとしての訴えが響いてきます。「Ｎ５０００」はこの実現によりより、快適なタイヤとしてのイメージを抱かせます。

　ウェット性能は、トレッド面に刻まれた4本のストレートグルーブと、エッジを婉曲にした数多くの溝により排水性の向上が図られ、更にそれはハンドリングへの効果も謳われています。

　「Ｎ５０００」はより繊細なトレッドパターンを実現し、その効果を強調します。しかし、グリップ性能はブロック面の確保がやや小さいことで、その限界は必ずしも高いとは言えないのでは。その為、高速域でのコーナーリングなどには、もっと行けそうという感触は得られにくい気がします。よって、限界域が限られながらもバランスの良さを主張し、それによるスムーズさを期待したいところです。

　コンフォートタイヤは各性能のバランスが重要。その点で「Ｎ５０００」はやや小円になりがちですが、タイヤの目指す方向は受け入れられそうです。